ケアマネジャー赤坂良子所長の記事が専門誌に掲載されました。


居宅介護支援事業所所長
赤坂 良子
下記の内容は、
「Nursing BUSINESS」(メディカ出版)2012年7月号49ページに掲載されています。

 *出版社の許可を得て掲載しております。

「チームもりおか」に集う人々
「チームもりおか」には、看護師、保健師、ケアマネジャーなど、さまざまな職種がかかわっています。ここでは、チームの皆さんに同チームから得られることや地域での活動についての話を伺った当院 赤坂の記事紹介です。


タイトル
“顔の見える関係”のなかで、それぞれの立場がわかるように


ケアマネージャーとして退院後の生活をサポート
 盛岡友愛病院(386床)に入職後は、外科病棟などで看護にあたっていましたが、介護保険施行(2000年)に伴い、自ら志願してケアマネジャーの資格取得のための研修会に参加、第1回の試験に合格しました。日々、退院に伴う生活指導をしながら、ご自宅に戻ったときにこの患者さんは、そして家族はうまく生活していけるだろうかということに疑問を持ち、資格を取っておけば病棟の退院支援にも役立つのでは?と考えたのがきっかけです。それと前後して、病棟の機能別編成が図られることになり、1999年に立ち上がった療養型病棟(54床)の半分は、翌年の介護保険開始後に介護病床に転換され、私は同病棟専任のケアマネジャーとして勤務することになりました。当初は、施設での自分の役割について悩みながらも、ケアプラン作成、利用者やご家族との調整、退院後の在宅サービスへの橋渡しなどを一通りこなせるようになっていきました。
 2006年、療養型病床の再転換とともに、指定居宅介護支援事業所が開設され、私は立ち上げに関わることになりました。同事業所は、看護職3人、介護福祉士2人の体制で、現在は所長として全体をリードしています。同院は病棟ごとに7人のMSWを配置しており、入院と同時に在宅復帰へのスクリーニングをして支援しています。担当ケアマネジャーが決まっていない患者さんが入院してきた場合には、私たちもスクリーニングをサポートすることがあります。


看護の視点も大切に
 「チームもりおか」には、最初の懇親会から参加しており、文字通り“顔の見える関係”のなかで、連携が円滑に進むことにメリットを感じています。また、多職種の研修会やグループワークを通じて、意見を交換をすることで、それぞれの立場がわかるようになりました。たとえば、ご家族は利用者のためには病院に長く入院させたいと考えがちですが、病院ではそれぞれの機能に合わせてできるだけ多くの患者さんを受け入れるために、退院を促進する必要もあります。さまざまな機関や専門職の考えや立場を知ることでケアマネジャーは利用者や家族がどのようにどこで生活することがよいのかを上手にアドバイスできればと思っています。
 このように、医療機関に加えて、行政や民間も含めた幅広い範囲における調整能力が求められるケアマネジャーという職種に、強くやりがいを感じています。一方で看護の視点も大切にしており、看護の現場で培ったアセスメント力をケアマネジャーとしての仕事にも生かすことができています。利用者の生活を支えるためには、健康状態の改善や維持が必須であり、早期からの適切な介入や医療と介護の連携を心がけています。もちろん、終末期の利用者にも「今の生活がよい」と感じてもらえることを目指して支援しています。「チームもりおか」が、各職種の悩みに耳を傾け、ニーズに合わせた研修を組んでくれることは心強く、今後はチームの活動によって、とくに調整困難な医療度の高い難病等のレスパイトサービスなどが促進されることを期待しています。




このページの先頭へ