3.循環器疾患の検査

 初めて循環器科にかかる場合は、まず最初に血圧測定胸部写真心電図検査を行っていただきます。
 また、場合によっては合併症のチェック(高脂血症・ 糖尿病)や、使用するお薬が安全に使用できるかを調べるために肝機能・腎機能検査のための採血も行います。
 その他、必要に応じて下記の検査を行います。

(心エコー図検査、ホルター心電図検査、トレッドミル運動負荷試験)

@心エコー図検査(心臓超音波検査)
 左の胸に機械を当ててみるだけで、何の苦痛も無く心臓を透かして見る事ができます。
心臓の形・大きさ・動き具合・しなやかさ・血液の流れなどが解ります。
 また、異常がはっきりしない場合は超音波用の造影剤を注射しながら、検査を行う場合もあります。
しかし、この造影剤はレントゲン撮影に使用する造影剤と比べ非常に副作用が少ないのが特徴です。
 また、狭心症の診断等で心拍数を上げる注射をしながら行う場合もありますが、多少の動悸・胸苦が伴う場合があり事前に十分説明を行います。

 当院では、アメリカATL社製の最新の超音波診断装置(HDI5000)を岩手県内で初めて導入して、診断を行っております。
 最高級機クラスでは、世界で1番のシェアを持つ機械です。(同機はNASAによりスペースシャトルに搭載され、宇宙でも活躍しました)

Aホルター心電図検査(24時間心電図検査)・24時間血圧測定
 ホルター心電図検査(24時間心電図検査)は、小型のカセットレコーダー(ウォークマンと同様)、または小型のメモリーを搭載したたばこ大の機械に心電図を24時間記録します。
 たまにしか現れない不整脈や心電図異常をもらさずキャッチします。
 24時間血圧測定は、同様の機械で血圧を30分〜1時間毎に24時間測定します。これにより、24時間の平均血圧や睡眠中の血圧値を知ることができます。

Bトレッドミル運動負荷試験心電図
 心臓は安静時には異常が出なくとも、心臓に一定以上の負担がかかった時に始めて異常が出る場合があります。  これは、早足歩行の運動を行いながら心電図を連続観察・記録する装置です。
 特に、狭心症ではこの検査が有用です。

 当院では、アメリカマルケット社製の最新の運動負荷装置(Case8000)を岩手県内で初めて導入して、診断を行っております。
 運動負荷装置では同社が世界一のシェアを誇り、その最新・最高機種です。検査中の異常もいち早く察知できるため、診断能力・安全性に優れます。

C四肢血圧測定・脈波測定、頚動脈エコー
 四肢の血圧を測定することにより、血圧の左右差・下肢動脈硬化による狭窄を診断します。
また、脈波や頚動脈エコーにより動脈硬化の程度が解ります。(頚動脈エコーには、前述のATL社製HDI5000を使用)

D心臓カテーテル検査
 下肢の付け根の動脈、又は腕の動脈に針を刺して細い管(カテーテル)を心臓の中に入れて、造影剤を注入して心臓や冠動脈を撮影する検査です。
 この検査は、カテーテル治療や心臓手術の検討のために行われる場合が多く当院では心臓手術を行わないため検査は行っておりません。
検査が必要な場合は、岩手医科大学循環器センターまたは県立中央病院循環器科を紹介しますのでご安心ください。

E電気生理学検査
 下肢の付け根の静脈に針を刺して細い電極カテーテルを心臓の中に入れて、心臓の中の心電図を記録したり、心臓を電気で刺激して反応を見る検査です。
 この検査は、カテーテル治療やペースメーカー治療、特殊薬剤使用の検討のために行われます。
 簡単な検査は当院で行いますが、場合によっては岩手医科大学循環器センターまたは県立中央病院循環器科を紹介しますのでご安心ください。

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