| 心療内科は一般の方にも知られるようになりましたが、どのような科であるのかまだ十分には理解されていないように思います。 心療内科は、簡単に言えば内科の病気を様々の角度、特にストレスとの関連から診ていく科です。たとえばいろいろな薬を使用してもコントロールされない高血圧や、再発を繰り返す胃潰瘍や十二指腸潰瘍、ストレスと関連して起きてくる気管支喘息などがそうです。現代はストレスの時代とも言われ、私たちを取り巻く環境にはストレスの原因にあふれています。これに生活習慣、性格、行動のくせなどが加わってこれらのような病気の状態が起こってきます。これを心身症と呼び、この心身症の治療を行うのが心療内科です。自分では心身症とは判断できなくとも、一般的な治療を行ってもなかなかよくならない場合や自分でストレスを感じている時に症状が起こりやすい場合などには心身症が疑われます。このほか、身体の症状がありながら検査では異常を見いだせない場合も心療内科での治療の対象となることがあります。 しかし、ずっと家の中に閉じこもっている、見えるはずのないものが見えてくる、聞こえるはずのない声が聞こえてくる、強い不安がある、気持ちの落ち込みが強いなどのように精神症状が強い状態や行動上の問題がある場合には精神神経科での治療の対象となり、心療内科の専門ではありません。 外来治療は全て予約制で行っており、現在どちらかの医療機関で治療を受けている場合にはできれば紹介状を持参していただきます。診察日はお電話で予約されればよろしいです。外来は大変混み合っており、初診まで期間がかかることもありますがご了承下さい。 初診時には簡単な検査、診察に加えて病歴を詳しくお聴きしますので30分以上の時間を要します。2回目以降は10分〜15分程度の診察となり、次の診察の日時を患者さんと当方の都合とを考慮した上で決めます。他の医療機関で検査を受けておられる場合でも、現在の身体的な状況を調べ、ほかに病気が隠されていないかどうかを調べるために改めて検査を行うこともあります。 治療は薬物療法に加えて簡単なカウンセリングを行います。外来治療でよくなりにくい場合には入院治療も行います。当科の特色として、心身のアンバランスさを治すために絶食療法という治療を行うこともあります。このためには約3週間の入院が必要となります。 |