その昔、山本五十六という軍人が「やって見せ、言って聞かせて、させてみて、褒めてやらねば人は動かず」といった話が、現代でも教育訓としてよく出てきますから聞いたことのある職員も多いと思います。
「やって見せ言って聞かせ」ても動かない人と出会うことがありますが、こういう場合には「させてみて」よく出来たら「褒めてやる」事までやらなければ先に進むことが出来ません。
褒められた人は自信に繋がって仕事も順調にいくでしょう。
これと同じように「叱る」と「怒る」は似ているようで全く意味が違うことに気が付かない人も居ります。
「叱る」は、ある程度感情に走る面もありますが、相手の非をたしなめ立ち直らせよう、より良い方向に進ませようという愛情が籠もっておりますから、ある程度の心理的葛藤によって反発があっても潜んでいる愛情を肌で感じ取ります。
しかしながら「怒る」は、感情100%で憎悪を発信しますから自制心が働かず「時」と「場所」を選ばず満座の場で赤恥を晒す格好になりがちです。
外国人はプライドだけは滅多やたらに強く実力が伴わないことがよくありますが、日本人だってプライドはありますから「叱る」ときには一呼吸置いて相手の心理を読んで見ることも必要です。
少子化時代になって”蝶よ、花よ”と育てられた世代の子供は、学校でも先生が叱らなくなって「大人に叱られて当たり前」の時代に育った者と免疫性が根底から違って来ましたから、上手に「叱る」ということが難しくなっていることに気が付かないと失敗することもあります。 |