私の友人が或る大病院に急性盲腸炎で入院した。
診察室で手術まで絶対安静を言い渡され、ストレッチャーに乗せられ病室まで搬送されたそうです。
妙なもので緊張すると尿意が近くなりますが、妙齢の看護婦さんに羞恥心があり、尾下の世話など頼める訳にいかず「絶対安静」の禁を犯して自力で用を足しに出掛け、出すものを出して病室に戻る途中で婦長さんに会ってしまったそうです。
唯でさえ白衣に弱かった彼は、婦長さんの大雷鳴りが落ちるのかと覚悟を決めたそうでしたが、婦長さんは「言いつけだけは守りましょうね」とニッコリされただけだったとのこと、自責の念に駆られた友人は退院するまで模範生だったと豪語しておりました。 |