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還暦を迎えた誕生祝い。母・重人・智子・育子(昭和58年4月)
この写真は、昭和58年に還暦を迎えた父の誕生祝いに、内緒で用意していた赤いちゃんちゃんこを照れながらも嬉しそうに着て、母と孫達に囲まれている私が撮った思いでの写真です。
父は仕事に厳しい反面、人には優しい心くばりをする人でした。
いつも将来を見据えながら夢をもって事業に取り組み、積極的な経営姿勢で不可能なこともいつの間にか可能にしてしまいます。
周りの人達が何故か力を貸してくれる不思議な魅力を持っていました。
「趣味は仕事」と云い、一年中休みのない病院経営と映画館経営に何時でも全力を注いでいました。
そんな中で父の唯一の楽しみは、孫と一緒に時を過ごすことでした。
何度も肩車をしたり、孫の顔に頬ずりをして可愛がる嬉しそうな姿が今でも目に浮かびます。
その父が最も可愛がっていた孫の重人(27歳)が、10月28日に結婚しました。
私は、披露宴の挨拶の中で、母が何週間も前から用意していた父の写真と一緒に式に出席したこと、そしてこのような盛大な披露宴を開けるのは両親の御陰ですと、皆様の前でお礼を云うつもりでした。
しかし、父母のことを考えて言葉にするとなぜか涙が溢れてくるので、最後まで言えませんでした。
図らずも、今回この写真を掲載してもらえる機会をいただきました。
この紙面で感謝のお礼を云わせてください。
『いつも見守ってくれて、本当にありがとうございます。』 |