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訪問看護ステーション勤務となり1カ月が経ちました。
これまでと比べ一人一人の利用者とより多くの時間をかけて接することができ、学生実習の頃のことが思い出されます。
現在、ステーションの利用者は約80名で、なかには癌末期を家族と共に自宅で過ごす方もおられます。
7月には新たに3人の癌末期の方に訪問を開始しました。
初回訪問時には、交代で訪問するスタッフのために写真を撮らせて頂いていますが、このなかの一人Kさんにお願いすると、病状が悪いにもかかわらずシャンと起きて、お嫁さんと娘さんと一緒に照れながらも笑顔で撮らせてくださいました。
写真が出来上がったら差し上げる約束でしたが、わずか9日後の写真が出来上がった日に永眠され、お見せすることが出来ませんでした。
とても良い笑顔でした。
また、Yさんは自分の病名を知っていたため、病状が進むにつれ訪問に行く足が重く感じることもありました。
1カ月後永眠されましたが、私が「最後まで自宅で家族と一緒に過ごせてYさんは幸せでしたね。」と言ったところ、ご家族から「私達の方が幸せでした。」という言葉が返ってきました。
私にとって、とても心に残る言葉でした。
もう一人、病院が嫌いなHさんは、先生が訪問すると「もう来なくていいよ。」などと言われることもありますが、病状が悪化しているにもかかわらず、私達に痛い素振りは全く見せずに楽しい話をしてくれます。
今も気力で病気と闘っています。
この方々から共に「こうして看護婦さんとお会いできたのも何かの縁ですね!」という言葉を頂きました。
「一期一会」という言葉がありますが、私達の仕事にはこの気持ちが一層大切なことと感じました。
まだ業務に慣れず失敗も多い毎日ですが、ステーション利用者に対して少しでも精神的な手助けとなることを考慮し、初心を忘れず「一期一会」の気持ちで仕事に励んでいきたいと考えております。
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