10月31日から3日間、甲府市で開催された臨床麻酔学会に行って来ました。
私は甲府での学会は初めてでしたので、まずは旅行代理店に相談したところ、東京で中央線に乗り、新宿で乗り換えて、あの兄弟デュオ『狩人』が唄った『あずさ2号』で行くことを知りました。
みなさんは知っていましたか?残念ながら今回は『あずさ』ではなく『かいじ』に乗ることになりましたが、1時間30分で甲府到着です。
甲府は人口10万人で、武田信玄ゆかりの地であり、駅前には信玄公のどでかい銅像がドーンと飾られていました。
学会会場は郊外の大結婚式場で、11会場に分かれて546の一般演題、14の教育講演、10のシンポジウムその他特別講演、ミニセミナー、器械展示などが行われました。
私は最近、各科で話題になっている深部静脈血栓と周術期肺血栓塞栓症(いわゆるエコノミー症候群)に関する演題を集中的に聴いてきました。
友愛病院では整形外科の人工関節置換術や骨折の手術、外科の腹腔鏡下手術が多くあり、このような手術では肺塞栓発症の危険率が高いといわれています。現在多くの施設で予防に取り組んでいますが、有用といわれる方法(弾性ストッキング、下肢間歇加圧ポンプ、ヘパリン投与、下大静脈フィルターなど)はあっても種々の問題(費用、出血、技術など)があり学会として予防の指針づくりが始まったところです。
患者さんの負担、病院の器械購入、主治医と術者への協力要請など問題は沢山あるのですが、生命に関わる問題ですので当院でも病院全体としてこの課題に取り組んでほしいと思います。
さて、大抵の学会では期間の中日に懇親会があるのですが、今回はワインの名産地ということもあり第1日目に勝沼ぶどうの里(甲府から30分)でワインコンサートの企画がありました。
美人カルテットの奏でる曲を聴きながら甲府ワインを楽しんできましたが、私はやっぱりキンキンに冷えたアサヒスーパードライが好きなのです。
盛岡ではもう里まですっかり紅葉しましたが、甲府では昇仙峡という紅葉の名所があり学会の帰りに立ち寄りました。
市内からバスで50分ほど山道を登ると、色づいた木々の中に雄大な渓谷があらわれ心を奪われてきました(甲府市民には内緒ですが、八幡平の方がずっときれい!)。
残念ながら、頂上での富士山眺望は雲にじゃまされてできませんでした。
もう一つ有名なのが、山梨県立美術館のミレーの絵です。丁度、運良くボストン美術館所蔵の『種をまく人』と山梨所蔵の『種をまく人』が同時公開されており、絵画鑑賞好きの私にはラッキーな学会出張でありました。
心も身体もリフレッシュされ、明日からの診療の励みたいと思います。
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