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平成10年の暮れから非常勤嘱託医としてお世話になっていますので、そろそろ丸7年になります。消化器科で週1回の肝臓外来を担当させて頂いています。
前任の小坂先生の後を受け患者さんを診察させて頂いていますが、私自身にも大変貴重な臨床の勉強の場となっております。
主にB型とC型の慢性肝疾患の患者さんの管理と治療を行っています。幸い今までに多くの患者さんを、抗ウイルス療法(インターフェロンーβ、ペグインターフェロン、リバビリン、ラミブジンの投与など)により治癒に導くことができました。
ウイルス肝炎の治療は、患者さん一人一人の状態により、最適なスケジュールを選択する、オーダーメイド治療の時代となってきています。
今後さらにきめの細かい治療により、より多くの患者さんに福音をもたらすことができるように努力していきたいと思っています。
前後しましたが、少しく自己紹介をさせて頂きます。
私は大学卒業後(ちなみに長沢理事長院長先生は同級生です)、岩手医科大学医学部第一内科学教室に23年間在籍、故海藤教授、佐藤教授(現学長)に従事し、消化器病学、主に肝臓病学の臨床と研究をさせて頂きました。
平成10年4月、新設の岩手県立大学に赴任し、看護学部の教官として学生の講義、ゼミ、実習、卒論などの指導と就職・進学のアドバイスをしております。
医学部時代とは違い、どうしても臨床から遠ざかりがちになるので、友愛病院さんでの診察は私にとっては大変貴重な時間となっています。
岩手県立大学は、「看護」、「社会福祉」、「ソフトウエア情報」、「総合政策」、「盛岡短期大学」の5学部からなり、学生数3000人弱の総合大学です。
赴任後は総合大学の教官として色々なスタッフとの交流を通じ、様々な視点から社会情勢一般、医師あるいは看護師を含めた医療職について、熟察することができ、新たな意欲を沸き立たせることができていることは有意義であると思っています。
本学は今年の4月から公立大学法人化され、一層の経営努力も求められるようになりました。
現大学における研究では、PCR、核酸シーケンス、クローニングなどの手法を用い、医学部時代から継続しての、「肝炎ウイルスの遺伝子の変異と病態や抗ウイルス療法の効果との関連」、「ウイルス肝炎の疫学」などを行っています。
学部の学生の講義の主なものは、「臨床解剖学・生理学」、「疫学」、「内科学」と全学の一般教養科目としての「環境と疾病」、「健康科学」などです。
さらに大学院生には「分子生物学入門」、「臨床病態機能論」、「分子予防医学特論」のゼミを担当しています。
また学内の健康サポートセンター長(産業医)として全学の学生および職員の健康管理を行っております。
本学看護学部では4年で看護師、保健師、養護教諭T種または助産師の免許取得が可能なので、学生の将来の希望進路も現場の看護師や助産師はもとより、教員、企業、検診機関、保健福祉行政、一般行政、大学院(修士課程、博士課程)への進学、など多彩です。
そして本学卒業生の就職先では、一医療機関としては友愛病院さんに最も多く採用して頂いており、大変有り難く思っています。
公的病院の経営が大変厳しい昨今、友愛病院のスタッフの皆さんには、仕事に対しての意欲と大きなエネルギーを感じます。
今後ますます発展し地域の中核病院としての地位を確固たるものにしていかれるものと確信しております。そして私も幾らかでもそのお手伝いができるよう努力していきたいと思っています。
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