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ストレスと免疫について。医療従事者向けではなく、ごくごく一般的な、簡単な話をしたいと思います。
ストレスで免疫力が低下したような経験、皆様はありますか?
私はあります。 研修医時代、朝から深夜までの仕事、当直の夜は一睡もできず、重症患者ばかりなので当直でない夜も呼ばれる・・・。
そんな生活が3ヶ月も続くと、爪のささくれが化膿して、爪に穴を開けて排膿しても、傷が治りづらい。
そのうち口内炎もできて、膀胱炎になったり、じんま疹が出たり、風邪もひきやすくなりました。
患者さんの容態が落ち着くと、主治医のこれらの症状も、ひとつひとつ消退してゆきました。
もちろん、臨床場面においても経験があります。子宮癌術後に鬱・不安・不眠を訴えた女性。
薬と心理療法の効果で、少しずつ活気が戻ってきましたが、白血球数が足りないため外出許可が出ない状況が続いていました。
あるとき思い切って外出してみたところ、ますます元気になり、と同時に、みるみるうちに白血球数が増加していきました。この女性は無事に退院して、今はすっかり元気にお仕事しています。
いま友愛病院に通院している患者さんの中には、「抗うつ薬を辞めると、傷が化膿する」と言う患者さんもいます。ちょっと考えれば、睡眠不足で体も動かさなければ骨髄の血流が下がって白血球産生も滞るだろうとか、良い物を美味しく食べなければ骨髄に栄養も届かないだろうとか・・・、当然の話ですが。
かくいう私も、どうしても避けられないストレスが続くと・・・、咽頭痛が続いたり傷が治らなかったり、そういうサインが出てから初めて「あれ?疲れてるのかな」と気づくことがあります。
慌てて抗生剤を飲むと今度はカンジダ○炎になったり(苦笑)。原因を放置したまま、薬で治そうとしても無理なんですよね。
抗生物質の開発は、医学の歴史を変えた、と同時に「抗生剤を飲んで無理を続ける」ことを可能にしてしまった・・・のかも知れません。
感染症に限らず、なんらかの症状が出現したとき、その人は疲労が蓄積していないか、睡眠不足ではないか、きちんと栄養は摂れているか、適度な運動で血液循環を良く保っているか、そんなごく簡単なことが重要だということ、皆様も日々実感してらっしゃることと思います。
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