『あなたは普段・・・1度にティッシュやペーパータオルを何枚使いますか?』
こんなことを、春の新入社員講義の際に尋ねてみました。
『この医者は、随分とケチくさいことを いきなり聞いてくるもんだ・・』なんて思ったかもしれませんね。
私が期待したのは『その時々によって枚数は違う』という、ごく当たり前の回答なのですが、実際には無意識に数枚取って使う場面は少なくないようです。
尋ねたかったのは「ケチ」と「無駄を省くこと」の違いが理解できているかどうかで、一見似ているようで全く違うこの二つを理解しておくことは、とても大切なことだと思っています。
必要がない物を使う・・・ これを「無駄」と言いますが、必要があっても使わない・・・ これが「ケチ」です。
私たちに大切なのは「状況に合った物の使い方をする」ということで、実をいうとこれは、医療に携わる者にとっては特に必要なことだと感じています。
極端に言えば「必要と判断した場合は、いくらでも使う」ことが大切であって、これは無駄とは言いません。
このことが、「ケチ」と「無駄を省くこと」の最大の違いでしょう。
湯水のごとく・・なんて言葉がありますね。
あるに任せて物を乱費することのたとえですが、その「湯水」でさえ今の地球には貴重な時代になってきました。今の私たちは、お金を出して手に入れ、簡単に捨てることに慣れすぎています。
そんなこともあって最近私は、職場でも自分の箸で食事をするようにしました。
自分なりに「割り箸」という無駄をやめて何かしら『地球に優しい』ことをしようと思ってのことですが、いざ始めてみると馴染みの箸で食べる食事は美味しく、けっこういいものです。
よろしければ みなさんも、何かしら『地球に優しい』ことを考えてみませんか?
何でもかんでも節約するような、窮屈な生活はなさらないでください。
地球に優しい競争をするわけではありません。自分のできることでいいんです。
どんな些細な事でも「無駄を省くこと」を心掛けると、なんだか自分が『地球に優しいことをしているなぁ・・・』って思えて、ちょっぴりですが不思議と気持ちがリッチになりますよ。
「ケチ」は格好悪いのですが、「無駄を省くこと」は ある意味オシャレなのかもしれません。 |