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年頭所懐                        理事長 院長 長澤 茂

 あけましておめでとうございます。
 昨年を振り返ると、4月に診療報酬改正があり、医療費が3.16%も引き下げられ、病院も苦しい時代に入るのかな?などと考えさせられました。
改正後、療養型の病棟は約3割の減収になり、しかも介護保険の病棟は2012年3月までに全廃するとのこと。且つ全国の入院病床数を現在の1/3まで減らす予定とのこと。
 当院には療養型病床が56床あり、全廃対象になる介護保険対応の病床も28床ありました。
しかし、急性期の介護体制あるいは、医師数の確保、平均在院日数の縛りをクリアできていれば病院として存続できる道が残されています。
幸いなことに当院は医師充足率120%、平均在院日数も21日をクリアできていました。
さらに不思議なことに改正前には入院基本料2.5対1で行っていましたが、改正後すぐに10対1に移行できるほどの看護師が在職していることがわかり、当院では療養病床を廃止し、回復期リハビリテーション病棟と一般病床でやっていく決定をしました。
平均在院日数をクリアするため、ほんの少しだけ空床がでるようになりましたが、生き残りをかけた方向性は打ち出せたと思っております。
 つぎに大きな変化として、患者さんにリハビリテーションを継続して行える期間に期限がつくようになり、医療保険を使ったリハビリができない患者さんが多数発生したことです。
今まで一番長くリハビリができた脳血管疾患の患者さんが9月の末で殆どできなくなりました。
それから2〜3ヶ月後には、外来でかなり動きの悪くなった患者さんを見かけるようになり、これではいけないと思い、その対策として今年1月4日から介護保険を利用した通所リハビリテーションの施設を院内につくりリハビリを再開できるようにしました。
いかんせん現在の場所が狭く、大人数に対応できない状態が続いています。そこで近隣に土地を求めて通所リハビリの施設を造りたいと思っていた矢先、郵政公社の「かんぽの宿」の競売の話があり、通所リハビリの施設として落札する事ができ、近日中に改修してオープンしたいと思っております。
 昨年末に、日本医療機能評価機構から「合格」の連絡が入りました。
その準備はとても膨大で大変な作業でしたが、終わってみると受審前と後では職員の仕事に対する意識の変化がみられ、大変ではあったが有意義な努力であったと思います。
 2月1日からは外来化学療法室を開設する予定です。
更に近々、緩和ケアチームを立ち上げるために、その準備も順調に進んでおります。
 病院の二極化ともいえる変化はこれからも益々激しくなってくると思われます。本年も病院職員一同一丸となって逆風に逆らって頑張って行きたいと考えております。宜しくお願い致します。

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