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平成19年1月より盛岡友愛病院神経内科に着任しました小川雅也と申します。
平成3年に弘前大学医学部を卒業後、主に青森県内の市中病院で神経内科診療に従事してまいりました。
これまで多くの神経疾患の診断・治療を行ってきましたが、いまだNeurologist(神経内科専門医)として十分な域に達したとはいえず、今後も切磋琢磨していきたいと考えております。
よろしくお願いいたします。
神経内科領域は原因や病態が不明な疾患が多く、依然として治療に難渋しているのが実状です。
それでも私が医師になった10数年前に比べると、治療の選択肢は確実に増えています。
例えば、脳梗塞急性期におけるt-PA静注や抗トロンビン薬の投与、多発性硬化症再発予防のためのインターフェロン療法、ギランバレー症候群をはじめとする免疫性神経疾患に対する免疫グロブリン大量静注などがそうです。
内服薬でも、片頭痛におけるトリプタン製剤、アルツハイマー病の進行抑制が期待できる塩酸ドネペジル、パーキンソン病の新しいドパミンアゴニストやMAO-B阻害剤、重症筋無力症に用いられる免疫抑制剤タクロリムスなど優れた薬剤が次々と開発されています。
さらに、両側眼瞼痙攣や片側顔面痙攣に対するボツリヌス毒素局注療法も広く行われるようになり、当科でも施行が可能となります。
Neurologistは、このような新しい治療に精通し、患者さんの病態に応じて適切に使い分ける能力が要求されます。
一方、残念ながらいまだ有効な治療法が見出せない神経難病や、脳卒中により重い後遺症が残る患者さんも少なくありません。
これまで急性期を主にみてきた身としましては、今後慢性期の患者さんをいかにみていくかということも課題の一つと感じています。
そういう意味で、専門外来のほか一般病棟と回復期リハ病棟を受け持つ盛岡友愛病院での勤務は、Neurologistとして一段階レベルアップするのに良い環境にあるのではないかと考えております。
ところで前任地の青森県立中央病院では、最上階の神経内科病棟から眺める陸奥湾が絶景であり、日々の診療の疲れを癒してくれました。
ここ盛岡では、市内の至る所から見える岩手山の雄姿が格別であり、幸運なことに病院の研究室(自分の机)からも望むことができます。
さらに、友愛病院の周囲にはのどかな田園風景が広がっており、何となくほっとした懐かしい気分にさせてくれます(ちなみに生まれは秋田県横手市)。
恵まれた自然環境で仕事ができることも嬉しく思います。
友愛病院に勤務してはや1ヶ月余りが経過しました。
2月からは土曜日(隔週)にも神経内科外来を開始しております。
“不惑”の年齢となりましたが、友愛病院ではまだまだ若僧の部類ですので、今後ともご指導よろしくお願いいたします。
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