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乳腺疾患の検査と診断
−視触診・画像診断−
乳腺の主な検査には視触診、マンモグラフィ(乳房レントゲン撮影)、乳房超音波検査があります。乳房MRI、CTも病変診断に行われることがあります。
◎視触診
乳房の左右差、変形、くぼみ、発赤などの皮膚の変化、乳頭部の陥凹の有無、乳頭のただれの有無などについてみます。
触診では乳房に腫瘤がないか、乳頭からの分泌物はないか、またわきの下に腫瘤は触れないかをみます。
◎マンモグラフィ(図1 乳房レントゲン撮影)
乳房を撮影する特殊のレントゲン影装置です。
乳房内の乳腺組織が重ならいよう乳房を一様に平らに伸ばして撮影しますので乳房の圧迫による軽度の痛みを伴うことがあります。
撮影方法(図2)は主に頭尾方向で撮影します(乳がん検診では内外側斜位方向のみの場合もあります)マンモグラフィは腫瘤の大きさ、形などをみることができます。
また触れないような小さな腫瘤、石灰化病変をみつけることができます(図3、4)。
石灰化病変は極めて早期の乳がんの場合もありますのでマンモグラフィは早期乳がんの発見また乳がん検診で欠かせない検査です。
図1

図4
◎乳房超音波検査(図5)
超音波検査は腹部、婦人科領域でも使用されていますが検査時、痛みもなく、生体に無害な検査法です。
乳房超音波では乳房に超音波を出すプローブ(探触子)をあてて乳房部を形成する皮膚、脂肪組織、乳腺組織を画像としてみることができます(図6)。
超音波検査で乳腺の腫瘤の形、腫瘤の内部の性状も分かり(図7)、しこりの良性、悪性の診断に有用な検査です。
また乳腺内の数mmぐらい大きさの病変もみつけることができ、乳がんの早期発見においてもマンモグラフィ同様有用な検査法です。
またからだには無害ですので妊娠時の乳腺病変の検査、乳腺組織の多い若年層の病変診断に有用な検査でもあります。

図5


◎MRI(磁気共鳴画像)、CT(コンピュータ断層撮影)検査
MRIは磁場で、CTはX線で特殊な装置を使用し、コンピュータにより体内の組織を画像として写し出す検査です。
MRIは磁場を利用しますので放射線被ばくはありません。
MRI、CT検査は乳がんの診断、がんの広がりの診断などに行われる検査で造影剤を使用するこにより、より病変が明瞭化し、一般的には造影剤を用いて検査します。
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