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私がトナカイになった日

放射線科 O.S

 そう、あれは昨年の12月13日でした。毎年恒例のクリスマス会が行われ、私はトナカイになったのです・・・。

 本番3週間ほど前に実行委員会があり、役割分担をしたのですが、トナカイの役があり何かひかれるものを感じた私でした。サンタではなくてトナカイになってみたいと思いました。本番当日が近づき衣装合わせをしてみると、ちゃんと大きな角が付き、大きな蝶ネクタイ、鈴も付いていましたが、赤い鼻だけが無くなっていたのです。トナカイはやっぱり真っ赤なお鼻でなければならないと思い、急遽妻に作ってもらうことにしました。試行錯誤の末、なかなかの物が出来上がりました。そしていよいよ本番当日。着替えをして愛嬌を振りまいていたのですが、保育の子供達に泣かれてしまい少しさびしい思いをしました。しかし、私の息子(もうすぐ3歳)が父の晴れ姿?を見に来てくれていて、彼はとても満足しているようでした。そして次の日、家に帰ると彼は私に聞きました。「父ちゃん、今日もトナカイしてきたの?」私、「・・・」いつか彼が「お父さんの仕事は何ですか?」と聞かれたときに、「トナカイ。」と答えそうで悲しくもあり、嬉しくもあり、楽しくもあり・・・。

 ところで、クリスマス会の内容は、リハビリで患者さんが作った作品も展示されていました。とてもすばらしい作品ばかりでした。そして踊りあり、歌あり、手品あり。しかし、なんといっても保育の子供達がサンタの格好をして踊りを披露したのには一段と大きな拍手が送られていました。

 本来、トナカイはサンタと一緒にプレゼントをみんなに配るものですが、逆にすばらしい感動をプレゼントしてもらいました。
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